新NISAの理解と賢い積立投資戦略
新NISAの発表がいよいよ行われました。来年の1月からこの仕組みが導入される模様です。
インデックスファンドの投資とか言いますが、投資信託の一つでパッシブファンドとアクティブファンドがあります。インデックス投資とはパッシブファンドのことです。
プロのトレーダーに運用を任せて、配当が出たらその配当を得るというやり方です。一般的な株式投資とは違って成長が遅く、もらえる配当も多くはありません。
しかしデータによるとアクティブファンドのプロがトレードするより、インデックス投資で投資したほうが儲けが出るとデータが出ました。意外と衝撃的なデータではないでしょうか?
そして運用をしていくと当然税金が多くかかってきます。
NISAとはその投資を運用していくにあたって、投資した金額にかかる税金を安くしたり、投資額の上限を設定したりする制度のことです。国が決めた制度なので、詐欺でもないし嘘でもありません。
今までは素人向けのつみたてNISAと一般NISAで違いがあり非常に使いにくい側面があったのですが、2024年からその素人向けのつみたてNISAと一般NISAの併用が可能になりました。
それをいろいろ議論してより使いやすくしたのが新NISAだと思ってください。以下に違いを書いておきましたので、表を使って解説します。
特徴 | 従来のNISA | 新NISA |
---|---|---|
開始年 | 2014年 | 2024年(予定) |
非課税投資枠 | 一般NISA: 120万円/年 | 新NISA: 1800万円/年 |
投資対象 | 株式、投資信託など | 株式、投資信託など(変更の可能性あり) |
非課税期間 | 最大5年 | 無期限 |
対象者 | 20歳以上の個人 | 18際以上の個人 |
繰り越し枠 | なし | 導入される可能性あり |
その他特徴 | 非課税復活枠なし | 非課税復活枠があり |
まだ実施まで少し時間があるのですが、2024年1月から実施なのでこのルールで適用されるのでは?と言われています。これで今まで投資してこなかった人も、やりやすくなったといえるでしょう。
非課税投資枠というのがつみたて枠だと思ってください。しかし新NISAはこれからインデックスファンドの投資をするにあたって、メリットのほうが多いと思います。
では新NISAとは何か?ということから、何をするべきなのか?ということまで、私が今まで実践してきたことをお伝えしようと思います。
新NISAとは何か?
新NISA(新しい少額投資非課税制度)は、日本の個人投資家に対する税制優遇措置です。この制度は、特定の投資信託や株式に対する利益や配当が無期限に非課税となることを特徴としています。
新NISAは、従来のNISA制度を拡張し、より多くの人々が資産形成をしやすくすることを目的としています。
新NISAがあることでより個人で投資がやりやすくなります。この制度は個人で投資を行う方にとってはメリットですが、テスタさんのような方でもない限り細かい株の売買は控えた方がいいと思います。
基本的には良い銘柄は長期持ち続けて、いざというときに売るというのが一番いい投資の方法ではないかなと思います。
新NISAの利点
- 非課税メリット: 投資額が1800万円まで非課税になります。
- 長期投資の奨励: 運用できる期間が無期限になります。
- つみたてNISAと一般NISAの併用が可能: 投資に慣れないうちはつみたてNISA、慣れてきたら一般NISAという移り変わりも可能という意味になります。
- 非課税枠の復活: 儲けが出た株を売ると、売った分の非課税枠が復活します。
メリットがわかりにくいので、具体的な説明を加えます。
非課税の復活とは、グラフにするとこんな感じです。
例えば100万円のA社の株を購入しました。1800万円まで購入できるので、このとき1700万円まで残り購入することが可能ということになります。
2025年にA社の株で150万円儲かりました。50万円分のA社の株は持ち続けて、100万円分のA社の株を売却しました。
そうすると2026年には売却した100万円分の非課税枠が復活します、というグラフです。
1800万円と聞くとそれだけしか銘柄が買えないの?と思うかもしれませんが、非課税枠が復活する仕組みを使えば年々どんどん別の銘柄も投資が可能になる、という意味と思っていいです。とても投資がやりやすくなります。
積立投資の戦略
新NISAを最大限に活用するための積立投資戦略を考える際、以下の点に注意してください。
- 目標の設定: 投資目標を明確に設定し、それに基づいて投資プランを立てます。例えば、退職後の資金準備や子供の教育資金など、具体的な目標を持つことが重要です。
- 分散投資: リスクを分散させるために、複数の資産クラス(株式、債券、不動産など)に投資することを検討してください。
- 定期的な積立: 少額でも定期的に投資することで、市場の変動リスクを抑え、長期的な資産増加を目指します。
- 長期的な視点: 短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが重要です。
- 適切な銘柄の選択: 新NISAの枠内で投資できる銘柄の中から、自分のリスク許容度に合ったものを選びます。
とは言っても難しいとは思うので、おすすめの銘柄というか。この銘柄さえ持っておけば、問題はないというインデックスファンドの投資では有名な銘柄をご紹介します。
投資は怖いという方もいると思うので、有名になる理由なども解説していきます。
おすすめのインデックス投資の銘柄とは?
アメリカ企業の500社パックという銘柄があったら、必ず買いです。
今までのNISAで言うなら、S&P500というのがそれに当たります。一応言っておきますが間違えても郵便局や銀行などで購入しないようにしてください。あそこで買える金融商品はゴミというのが常識です。
それはさておき、じゃあ新NISAで言うならどの銘柄か?と言ったら、S&P500に連動したインデックスファンドの銘柄でいいし、VTと呼ばれる全世界株パックみたいなものを購入してもいいです。
今はインドが勢いを増していて、人口が中国を追い抜くと言われています。そこに目をつけたのが日本の国産自動車メーカーのSUZUKIです。しかし来年からはSUZUKIもSUV事業が横ばいになると予想され、SUZUKI株も今なら買いと言えるかもしれません。
そういう読みができるなら特定の会社の銘柄を買ってもいいですが、S&P500に連動した全米株をまずは購入すればいいと思います。
新NISAを利用してインデックス投資で勝てる人とは?
では気になっている方も多いとは思いますが、どういった人がインデックスファンドの投資で、新NISAをうまく利用しているのでしょうか?以下に投資運用で勝っている人の特徴を順位別に載せたので、確認してください。
1位:亡くなった人
実は「亡くなった人」というのが、新NISAを利用しようとしまいと、インデックスファンドの投資で勝っている人の特徴です。笑
これ馬鹿にしてもないし嘘でもなく、本当にこれなのだそうです。
1位でこれだとすると、恐らく「一回購入したら手放さず、ずっと同じ額を自分の投資ルールを守って投資し続けた人」が、インデックスファンドの投資で勝てる人と言えると思います。
2位:運用していることを忘れている人
これもそうで要するに投資していることを忘れて、日々の忙しさにかまけてしまう人の方が実はインデックスファンドの投資では勝っているのです。
怠け者といえばいいのでしょうか?ちょっと違うように感じるのですが、でも結局投資したことを忘れた人ほど、投資でうまくいく人だと思います。
3位:何十年も株を手放さず持ち続けた人
1位の亡くなっている人とは全く違い、忘れているわけでもありません。それでも自分の投資ルールを崩さずしっかりやり続けた人が、結局勝てるのがインデックスファンドの投資だと思います。
インデックス投資をやるうえでやっておきたい準備
私がインデックスファンドの投資をやるにあたって、今までやってきたことをこれから書いていこうと思います。
節約
とにかく家計を見直して、月5万円程度はインデックスファンドの投資にまわしておきたいところです。恐らくこれだけやっているだけでも、全然将来の年金への不安や老後2000万円問題に振り回されなくなります。
私がまずやったことは節約です。
これを徹底的にやったことで、クレジットカードの分割枠なども戻ってきて、結果今はお金に不安は少しだけ減りました。債務整理まで借金はしないのですが、使えるお金が多いことは非常に大事だと思います。
インデックスファンドに対する勉強
まあこれをやっておかないと全く意味がわからないので、当たり前と言えば当たり前ですが。例えばこんな感じです。
- 証券口座が必要
- インデックスファンドと投資信託って何が違うの?
- なんで米国株一択でいいの?
などなど。知っておいたほうがいいことだけ知っておき、放置できるぐらいのレベルまで知識を入れます。インデックスファンドで成功する人を思い出してください。「亡くなった方」ですよ?
いかに良い銘柄を長期保有することが重要か?ということを、物語っているだけなのです。
どの銘柄がいいか?を知る
例えば米国株が倒れたとき、私達も貧乏になるという意味です。
その意味で書きますが、じゃあVTIに投資していますか?という意味です。米国株か?全世界株パックか?の違いです。
全世界株パックというのは名のとおりではありますが、当然ですが米国の株も60%入っています。つまりどのぐらいアメリカって影響力があるんだよ!と言えるわけです。
株の成長を見ていると日本の株は全く成長しておらず、逆に世界の企業TOP50に入る企業はアメリカの企業です。
あと年利10%近くを維持しているのは、米国株だけなのです。これは非常に理想な年利であり、例えば100万円を米国株に投資し続けたら来年は110万円となり、10万円利益が出るという計算になります。
どのぐらい米国株が強いのか?ということを、物語っているだけです。そして新NISAが実施されるにあたって、やらない理由が何も無いのです。5000円程度でもOKですので、証券口座を選んで、米国株の銘柄を買って運用すると、勉強にもなります。
まとめ
新NISAを利用することで、税制面でのメリットを享受しながら、賢い積立投資を行うことが可能です。
自分の投資目標に合わせて、長期的な視点を持ち、分散投資を心がけることが成功の鍵となります。
インデックスファンドの投資において、新NISAでやるべきことを3つ書いておきます。
- 証券口座を開く
- 米国株に投資をして運用を開始
- 待つ
米国株だけでいいの?と思ったら、冒頭からこの記事を読み直してください。
あなたがテスタさんや与沢翼さんのようなトレーダーなら、米国株以外にも成長しそうな株を見つけて投資すればいいだけです。
話を戻しますが、アフィリエイトというビジネスをやるとわかるのですが、待つということがいかに難しいか?ということを知ることができます。
なぜなら欲が出てもっと良い株がある!と言われると購入してしまったり、自分の投資ルールを忘れて米国株の投資を無視するという愚かなことをしてしまう場合もあるからです。
なので必ず「俺は米国株以外は買わない」とか「米国株がダメそうになる前に儲けが出た分を売って、VTIにも投資をする」と決めたらその通りにしてほしいのです。
そして下記に紹介したインデックス投資に関する本以外にも、日本経済新聞などを読んでストックオプションなどの株に関する話題にも目を通しておいてください。
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